インディアカの紹介
「60数年ほど前、ドイツで考案され日本では1980年に日本インディアカ協会が |
《インディアカって、どんなスポーツ?》 |
|
羽根のついたボールを、6人制バレーボールのルールに準じて、素手で打ち合うゲームです。 専用ボールはインディアカと呼ばれ、羽根つきの羽根を大きくしたような形状をしています。 打撃部分は平たくて、やわらかなスポンジが入っています。 ボールが小型で軽量なため、片手で簡単に打てるので、突き指の心配がありません。 また、バレーボールに比べてボールに対する恐怖心が少なく、球技に不慣れな者でも、 ゲームを楽しむことができます。 ボールのスピードも比較的遅いので、ラリーが続きやすく、適度な運動量が得られます。 1セット(15点先取)行うのに、10〜20分程度の時間がかかります。 2セット先取したチームを勝ちとするので、フルセットの試合になった場合は、 30〜60分の試合時間になります。 時間の都合で3セット目は、ラリーポイント制を採用することがあります。 また、参加者の年齢、体力、身体能力などに応じ、柔軟にルールを変更するのも良いでしょう。 たとえば、高年齢者向きには、スパイクを禁止したり、年少者にはチームの人数を増やすと いったことが考えられます。 コートは、バドミントンのダブルスの大きさ(6.1m×13.4m)で ネットの高さは女子の部=1.85m,混合及び男子の部=2mです。 |
(新ルールでのネットの高さは | シニア女子の部 | =1.85m |
女子の部 | =2m | |
シニア混合の部 | =2m | |
混合の部 | =2.15m | |
男子の部 | =2.15m です) |
1.進め方 |
@じゃんけんで勝ったチームが、サービスかコートのいずれかを選択します。 A各セットは、15点先取制とします。14対14になったらジュースとなり、 その後2点を勝ち越したチームが、そのセットの勝者となります。 B3セット・マッチ制で、2セット先取したチームが勝者となります。 Cコートは、セットごとに交替します。ただし、第3セットは、いずれかのチームが8点先取 したとき交替します。そのときサービス権は移行せず、交替時のまま続行します。 |
2.サービス |
@後列右の競技者が、自陣コートのエンドラインの右半分後方からインディアカをトスし、 アンダーハンドで相手側コート内に打ち込みます。 Aサーバーが、インディアカを打った瞬間に、インプレイの状態となります。 Bサービスによってインプレイの状態になるまで、両チームのプレイヤーは、ローテーション オーダーに示された位置にいなければなりません。 Cサービスは1回とします。ただし、ネットに触れて相手側コートに入ったときはデッドとなり、 やり直すことができます。 (新ルールではサービスがネットに触れた場合は失敗となります) Dもしも、サーバーがインディアカから手を離して地上に落としても、身体に触れていない 場合は、サービスを1回だけやり直すことができます。 Eインディアカを打つ瞬間、サーバーは、両足をエンドラインの後方に置かなければいけま せん。また、右サイドラインの想像延長線より外、あるいはエンドラインの中央より左に踏み 出してはいけません。 F主審が笛を吹く前にサービスを行った場合、そのサービスは取り消され、やり直します。 Gサイドアウトになって、サービス権を失うまで、同一サーバーがサービスを続行します。 H第2セット、第3セットのサービスの開始は、前のセットにおいて最初のサービスをしなかった チームが行います。 Iサーバーの動作を隠すために、サービングチームのプレイヤーが、腕を動かしたり、 飛び跳ねたり、あるいはスクリーンを組むために2人以上集まったりしてはいけません。 |
3.位置の移動 |
@サービス権を得たチームは、直ちに時計の針と同じ方向へ、メンバーの位置を1つづつ 移動します。(ローテーション) Aセット開始前なら、競技者の位置を、前のセットと変更してもかまいません。 |
4.タイムアウト |
@競技者交替のタイムアウト インディアカがデッドのとき、競技者交替のタイムアウトを、1セットに3回まで、取ることが できます。 A休息のタイムアウト インディアカがデッドのとき、休息のタイムアウトを、1セットに1回、30秒まで、取ることが できます。 B審判のタイムアウト 審判は、競技者の負傷などの理由により、タイムアウトを取ることができます。 Cセット間のタイムアウト セット間に、3分間のタイムアウトをおきます。 |
5.打球許容回数 |
インディアカは、3回以内のプレイによって、相手側コートに打ち返さなければいけません。 ただし、インディアカがネットに触れたときは、更にもう1回だけプレイすることが出来ます。 注1)同一チームの2人の競技者が、同時にインディアカに触れた場合は、ブロッキングを 除き、2回プレイしたものとして数えます。 このプレイの後、そのいずれかの競技者が、続いてインディアカに触れても構いません。 注2)同一チームの2人の競技者が、同時に相手側から飛んでくるインディアカをネット上で 阻止しようとした場合(ブロッキングの場合)は、1回プレイしたものとして数えます。 このブロッキングの後、ブロック競技者が、続けてインディアカに触れてはいけません。 ただし、ブロックしたインディアカがネットに触れた場合は、続けてプレイできます。 (新ルールではブロッキングのワンタッチは回数にカウントしません) |
6.ポイント |
サービス権を持っていないチームは、ポイントを得ることができません。 以下の場合、サービス権を持っているチームは、サービス権を失います。 サービス権を持っていないチームは、相手に1点を与えます。 (新ルールではラリーポイント制です) |
@インディアカが地表に触れたとき。 A同一チームの競技者が、4回以上続けてプレイしたとき。(オーバー・タイムス) Bインディアカが、競技者の手あるいは腕などに静止したとき。すくったり、持ち上げたり、 押しつけたりして、明瞭に打たなかったとき。(ホールディング) Cインディアカを、ひじより先の部位以外でプレイしたとき。(アンタッチ) D同一競技者が、2回以上続けてインディアカに触れたとき。(ドリブル)ただし、 インディアカがネットに触れたときは、続けて1回だけプレイできます。 Eサーバーを除く競技者が、サービス時にコート外に出ていたとき。(コートアウト) Fインプレイの状態にあるとき、競技者の身体または衣服がネットに触れたとき。 (タッチネット)ただし、インディアカがネットに触れて、ネットを押し、反対側の競技者に 触れた場合は、タッチネットではありません。 Gネットを越えて、相手側コートにあるインディアカに触れたとき。(オーバーネット) ただし、アタックした後に、手がネットを越えた場合は、オーバーネットではありません。 Hインディアカが、ネットの上を完全に通過しなかったとき。(アウト オブ バウンズ) Iインディアカを、ネットにひっかけてしまったとき。 Jインディアカが、コート外の地面、物体に触れたとき。または、支柱に触れたとき。 ネットの下を通過したとき。(アウト オブ バウンズ) K両チームの競技者によって犯された反則が同時であったときは、ダブルファールとなり、 やり直します。 Lインプレイの状態にあるとき、相手側コートにおいて、相手側の競技者に触れたり、 相手チームのプレイを妨害したとき。(インターフェアー) M意識的にゲームを遅延させたとき。 N相手側に向かって、足を踏みならすなど、不必要な身振りをしたとき。 Oサービスが、サービスエリアで行われなかったとき。(フットフォルト) Pサービスを行う瞬間に、サーバーがエンドラインに触れるか、踏み越えたとき。(フットフォルト) Qサービスの際に、ローテーションオーダーに示された位置を守らなかったとき。(アウト・オブ・ポジション) Rサービスが正当に行われなかったとき。 Sサーバーの動作を隠すために、腕を動かしたり、飛び跳ねたり、2人以上集まって スクリーンを形成したとき。(スクリーン) |
(新ルールでは他にパッシングザセンターラインや 後衛競技者のプレー制限「アタックやブロックの禁止」等があります) 以上、ニュースポーツガイドの内容に新ルールの項目を追加しました。 |