GAME&RULE

インディアカの紹介

「60数年ほど前、ドイツで考案され日本では1980年に日本インディアカ協会が
設立され、徐々に愛好者が増えている。現在の会員数は約二万人。
平成10年6月に初めての世界大会が開かれた。(朝日新聞より)」
(インディアカのルーツはブラジルの伝統的なゲーム「ペテカ」)

注:2001年よりインディアカルールが大きく変わりましたが、
ここではその新ルールでは無く以前からあるルールを紹介しています。
新ルールを一部追記しています。(H16年)

《インディアカって、どんなスポーツ?》

羽根のついたボールを、6人制バレーボールのルールに準じて、素手で打ち合うゲームです。
専用ボールはインディアカと呼ばれ、羽根つきの羽根を大きくしたような形状をしています。
打撃部分は平たくて、やわらかなスポンジが入っています。
ボールが小型で軽量なため、片手で簡単に打てるので、突き指の心配がありません。
また、バレーボールに比べてボールに対する恐怖心が少なく、球技に不慣れな者でも、
ゲームを楽しむことができます。
ボールのスピードも比較的遅いので、ラリーが続きやすく、適度な運動量が得られます。
1セット(15点先取)行うのに、10〜20分程度の時間がかかります。
2セット先取したチームを勝ちとするので、フルセットの試合になった場合は、
30〜60分の試合時間になります。
時間の都合で3セット目は、ラリーポイント制を採用することがあります。
また、参加者の年齢、体力、身体能力などに応じ、柔軟にルールを変更するのも良いでしょう。
たとえば、高年齢者向きには、スパイクを禁止したり、年少者にはチームの人数を増やすと
いったことが考えられます。
コートは、バドミントンのダブルスの大きさ(6.1m×13.4m)で
ネットの高さは女子の部=1.85m,混合及び男子の部=2mです。
インディアカ
新ルールでのネットの高さは  シニア女子の部 =1.85m
女子の部 =2m
シニア混合の部 =2m
混合の部 =2.15m
男子の部 =2.15m  です)

《ゲームの方法》

1.進め方
@じゃんけんで勝ったチームが、サービスかコートのいずれかを選択します。
A各セットは、15点先取制とします。14対14になったらジュースとなり、
  その後2点を勝ち越したチームが、そのセットの勝者となります。
B3セット・マッチ制で、2セット先取したチームが勝者となります。
Cコートは、セットごとに交替します。ただし、第3セットは、いずれかのチームが8点先取
  したとき交替します。そのときサービス権は移行せず、交替時のまま続行します。

2.サービス
@後列右の競技者が、自陣コートのエンドラインの右半分後方からインディアカをトスし、
  アンダーハンドで相手側コート内に打ち込みます。
Aサーバーが、インディアカを打った瞬間に、インプレイの状態となります。
Bサービスによってインプレイの状態になるまで、両チームのプレイヤーは、ローテーション
  オーダーに示された位置にいなければなりません。
Cサービスは1回とします。ただし、ネットに触れて相手側コートに入ったときはデッドとなり、
  やり直すことができます。
   (新ルールではサービスがネットに触れた場合は失敗となります)
Dもしも、サーバーがインディアカから手を離して地上に落としても、身体に触れていない
  場合は、サービスを1回だけやり直すことができます。
Eインディアカを打つ瞬間、サーバーは、両足をエンドラインの後方に置かなければいけま
  せん。また、右サイドラインの想像延長線より外、あるいはエンドラインの中央より左に踏み
  出してはいけません。
F主審が笛を吹く前にサービスを行った場合、そのサービスは取り消され、やり直します。
Gサイドアウトになって、サービス権を失うまで、同一サーバーがサービスを続行します。
H第2セット、第3セットのサービスの開始は、前のセットにおいて最初のサービスをしなかった
  チームが行います。
Iサーバーの動作を隠すために、サービングチームのプレイヤーが、腕を動かしたり、
  飛び跳ねたり、あるいはスクリーンを組むために2人以上集まったりしてはいけません。

3.位置の移動
@サービス権を得たチームは、直ちに時計の針と同じ方向へ、メンバーの位置を1つづつ
  移動します。(ローテーション)
Aセット開始前なら、競技者の位置を、前のセットと変更してもかまいません。

4.タイムアウト
@競技者交替のタイムアウト
  インディアカがデッドのとき、競技者交替のタイムアウトを、1セットに3回まで、取ることが
  できます。
A休息のタイムアウト
  インディアカがデッドのとき、休息のタイムアウトを、1セットに1回、30秒まで、取ることが
  できます。
B審判のタイムアウト
  審判は、競技者の負傷などの理由により、タイムアウトを取ることができます。
Cセット間のタイムアウト
  セット間に、3分間のタイムアウトをおきます。

5.打球許容回数
インディアカは、3回以内のプレイによって、相手側コートに打ち返さなければいけません。
ただし、インディアカがネットに触れたときは、更にもう1回だけプレイすることが出来ます。
注1)同一チームの2人の競技者が、同時にインディアカに触れた場合は、ブロッキングを
   除き、2回プレイしたものとして数えます。
   このプレイの後、そのいずれかの競技者が、続いてインディアカに触れても構いません。
注2)同一チームの2人の競技者が、同時に相手側から飛んでくるインディアカをネット上で
   阻止しようとした場合(ブロッキングの場合)は、1回プレイしたものとして数えます。
   このブロッキングの後、ブロック競技者が、続けてインディアカに触れてはいけません。
   ただし、ブロックしたインディアカがネットに触れた場合は、続けてプレイできます。
    (新ルールではブロッキングのワンタッチは回数にカウントしません)

6.ポイント
サービス権を持っていないチームは、ポイントを得ることができません。
以下の場合、サービス権を持っているチームは、サービス権を失います。
サービス権を持っていないチームは、相手に1点を与えます。
新ルールではラリーポイント制です)
@インディアカが地表に触れたとき。
A同一チームの競技者が、4回以上続けてプレイしたとき。(オーバー・タイムス)
Bインディアカが、競技者の手あるいは腕などに静止したとき。すくったり、持ち上げたり、
  押しつけたりして、明瞭に打たなかったとき。(ホールディング)
Cインディアカを、ひじより先の部位以外でプレイしたとき。(アンタッチ)
D同一競技者が、2回以上続けてインディアカに触れたとき。(ドリブル)ただし、
 インディアカがネットに触れたときは、続けて1回だけプレイできます。
Eサーバーを除く競技者が、サービス時にコート外に出ていたとき。(コートアウト)
Fインプレイの状態にあるとき、競技者の身体または衣服がネットに触れたとき。
 (タッチネット)ただし、インディアカがネットに触れて、ネットを押し、反対側の競技者に
 触れた場合は、タッチネットではありません。
Gネットを越えて、相手側コートにあるインディアカに触れたとき。(オーバーネット)
 ただし、アタックした後に、手がネットを越えた場合は、オーバーネットではありません。
Hインディアカが、ネットの上を完全に通過しなかったとき。(アウト オブ バウンズ)
Iインディアカを、ネットにひっかけてしまったとき。
Jインディアカが、コート外の地面、物体に触れたとき。または、支柱に触れたとき。
 ネットの下を通過したとき。(アウト オブ バウンズ)
K両チームの競技者によって犯された反則が同時であったときは、ダブルファールとなり、
 やり直します。
Lインプレイの状態にあるとき、相手側コートにおいて、相手側の競技者に触れたり、
 相手チームのプレイを妨害したとき。(インターフェアー)
M意識的にゲームを遅延させたとき。
N相手側に向かって、足を踏みならすなど、不必要な身振りをしたとき。
Oサービスが、サービスエリアで行われなかったとき。(フットフォルト)
Pサービスを行う瞬間に、サーバーがエンドラインに触れるか、踏み越えたとき。(フットフォルト)
Qサービスの際に、ローテーションオーダーに示された位置を守らなかったとき。(アウト・オブ・ポジション)
Rサービスが正当に行われなかったとき。
Sサーバーの動作を隠すために、腕を動かしたり、飛び跳ねたり、2人以上集まって
 スクリーンを形成したとき。(スクリーン) 

新ルールでは他にパッシングザセンターラインや
後衛競技者のプレー制限「アタックやブロックの禁止」等があります)

以上、ニュースポーツガイドの内容に新ルールの項目を追加しました。

イラストは、全てニュースポーツガイド1から引用させて貰いました。

INDIACA