Diary

北海道旅行
昭和53年6月25日〜7月4日



ドラマのような再会

東京で劇団に所属していたA子が襟裳岬のとあるバス停でバスを待っていた。
その時バス停の時間表を見ていたOL風のB子から声を掛けられた。
「何処から?」「どちらへ?」ひとり旅の不安からか二人の話は弾み一緒に行く事を約束した。
そこへ数年前から計画を立てワゴン車の後部を改造して憧れの北海道にやってきた男二人組の
車がやって来た。二人は互いに目を合わせてうなづく。ヒッチハイクしよう。
B子がハンサムボーイに声を掛ける。「どちらに行かれます?」「乗せてってくれませんか?」
車に乗り込んだ彼女達のリードで旅は進んで行く。宿泊予定地の釧路に到着。
彼女たちは、高級ビジネスホテルを男二人は安い宿を選択し明日の再会を約束する。
翌日昼過ぎまで行動を共にし別れたんですが・・・・・。
数日後、男二人組は知床半島を廻る観光船乗り場に向かっていた。
乗り場前に着くと1台のタクシーが近づいて来て中からB子が降りて来る。
「目の前に見たことのある車が走っていたのでびっくりして追いかけて来ました。」
「まさかこんなとこで又会えるなんて・・・・」
観光船をご一緒し、「今度はサッポロビール園で逢いましょう。私が奢ります」
・・・・・・
北海道最後の夜は、腹一杯飲んで食べて最高の夜になりました。
丁度20年前の青春時代の思い出です。